今週のブログはケアプランセンターが担当です。今さらながらですがインフルエンザについて書かせて頂きました。
【インフルエンザの怖さ】体内に入った1個のインフルエンザウイルスが24時間後には、なんと!100万個にまで増殖すると言われています。
これに対し、インフルエンザ治療薬(抗インフルエンザウイルス薬)は、ウイルスそのものの除去が目的ではなく、増殖を抑制することがその目的となっているため、発症後、48時間以降の投与では効果が期待できないと言われているようで、これが「早めの治療」の理由だそうです。
【どうやってうつるの?】 感染者がくしゃみ・せきをした際に飛び散るツバによる 「飛沫感染」。感染者の触ったものに第三者が触れることにより起こる 「接触感染」。そしてもう1つ。飛沫感染に似ていますが、「空気感染」を忘れていませんか?
※ウイルスを含んだツバは、水分が蒸発してもウイルスはすぐには消滅せず、数時間は空中を漂うと言われているのです。
だからこそ、感染者がそばにいる状況に限らず、日常のマスク・手洗いがいかに重要かを改めて認識しておいた方が良さそうですね。なお「うがい」には、様々な見解がある様ですが「首相官邸」の見解は以下の通りです。
うがいは、一般的な風邪などを予防する効果があるといわれていますが、インフルエンザを予防する効果については科学的に証明されていません。
【首相官邸HP「冬の感染症にご注意!」より】インフルエンザウイルスは、一般の風邪を引き起こすウイルスよりも感染力が強く、気道に付着後20分程度の短時間で細胞の中に取り込まれ増殖していくと言われています。これに対し「20分毎にうがいをするという予防法」が現実的ではないというのが「うがい」が推奨されない理由の1つのようです。ただ、普段の風邪予防や他の感染症予防等、有用性が立証されているケースもあることから、インフルエンザの予防効果が期待できないとしても、日頃から習慣付けておいた方が良さそうです。
【南極では風邪を引かないって、うそ?本当?】
ネット上でも様々な意見が飛び交っているこの質問。この質問の答えに最も多く登場するのが「極寒で細菌・ウイルス自体が生きられないから」というもので、確かに、風邪の原因は寒さではなくウイルス(まれに細菌)。その原因が存在しなければ、風邪は引きようがありません。 しかしながら、人間が生きてそこに存在する以上は、その体内に存在するウイルスも普通に生存し続けるわけで、そのウイルスが周囲の人に感染することは普通にあり得る話ではないでしょうか。 もし、「ちょっと週末、南極行ってくるわー」くらい、南極がメジャーな観光スポットにでもなれば話は別ですが、現状、南極に「人混み」は見当たらない。加えて、ある程度選抜された人々、つまり健康管理の行き届いた屈強な人々しか足を踏み入れることがない南極という地と、限られた人々の間で感染する確率は極めて低いというわけですね。余談ですが、映画「南極物語」やドラマ「南極大陸」の主役である南極観測隊の隊員たちは、病原体や病原菌を外部から持ち込まないよう、日本を出発する前に、風邪はもちろん水虫や虫歯に至るまで完全に治療しなければならないそうですよ。